ABOUT

こだわりの店 大地
こだわりの店 大地
こだわりの店 大地

歴史をさかのぼること約100年、明治35年、日露戦争が勃発する2年前。 私の祖父下平三次郎、若干25歳の頃。 当時の暮らしはといいますと、文明開化の鐘が鳴ったはいいけど、その鐘は農村部まで十分には届いていませんでした。 仕事といえば農業を営む家がほとんどで、大家族が一般的な時代であったため、みんな食べ物に困っていました。 三次郎は石工という職を持っていました。石工とは、石を切りだし、それに細工を施す仕事。 その石工の技術を活かし、水を引き、田んぼを開墾しようと決意しました。 当時(明治35年)の1円は、現在の2万円の価値があり、工事主だった三次郎は関係地主が支払う3円を、人員、飯場、金策等に充てる予定でした。 しかし、始まってみると中々うまくはいかず(工事資金が得られず)自らの家、山林田畑や、また知人に頼みこみ、知人の山林田畑を抵当とし、工事資金の1000余円を必死に揃えたそうです。 そして志布志町内之倉の倉園から梅崎(大川内自治会)まで約4キロの長さを急斜面や丘を切り崩して見事に開通させました。 「水がきたぞー?」それはもう、みんな大喜びしたそうです。 三次郎が食の乏しい時代に私財をなげうってまで作り守ってきた棚田。 私達家族は先祖から受け継いだこの田んぼを使わせていただき、 健康・環境に配慮した、無農薬・無化学肥料・無除草剤を徹底し、合鴨農法やEM菌を使用した、安全安心な米づくりを実践し続けていきます。 店主 下平すみゆき